結婚しても老後が安心とは限らない|46歳で結婚した私が思うこと

アラフォーでも「老後のために」結婚を希望する人がいるそうです。

確かに頼れる人がいることは心強いです。私も46歳まで一人暮らしだったので気持ちはわかります。
でも、結婚してみて思うのは、「結婚したから老後は安心できるとはいいきれない」ということ。

老後のために結婚する前に考えてみてほしいことを書いてみました。

老後、本当に相手に頼れるのか

老後のために結婚する理由って?

「老後のために」と結婚を考えるのは、「孤独」「お金」「病気などもしもの時」などが理由かなと思います。

パートナーがいれば、寂しくならないし、お金の心配も減るし、病気の時に世話をしてもらえたり、身元保証人になってもらえたりと、何かあった時に対応してもらえる。

誰かと一緒に暮らしていれば、一人だと困ることもなんとかなりそうですよね。その気持ちはわかります。

本当に頼れるのか?

何かあれば頼れる人がいる。
それは心強いことだけれど、「本当に結婚相手に頼れるのか?」というのは疑問です。

  • 一般に女性の方が長生きで、健康寿命も長く、相手が先に動けなくなる可能性もある。
  • 病気などのもしもの時に、相手が対応できる、または、してくれるとは限らない。
  • 相手がお金を持っていても、大丈夫とは限らない。
  • 一緒に暮らしていても、関係が悪くなれば孤独を感じることもある。

こんなこともあり、結婚しただけでは老後は安心とは言い切れないのです。

うちの場合は、夫と私は同い年です。46歳で結婚したので、私たちに子どもはいません。
夫は丈夫な人で92歳まで生きると言っていますが、女性の私のほうが長生きして、ひとり残される可能性も高いと思っています。

*46歳で結婚するまでの話はこちらです⇒40代婚活の体験談|恋愛経験ほぼゼロの私が46歳で結婚するまで

とはいえ、私は、老後のために結婚することに反対というわけではありません。
老後の安心を得るための結婚なら、「相手を選ぶこと」と「結婚してからの関係性」が重要なのかなと思うのです。

高齢の夫婦が並んで座っているイラスト

結婚して老後の安心を得るためには

どんな人を選ぶのがいいのか

老後の安心を考えた結婚で、どんな人を選ぶといいのか?
親や知人の様子や、そして自分自身の結婚生活などから、私は、こんな人がいいのではと思います。

対等に話し合える人

何か問題が起きた時、解決のためには話し合いが必要になってきます。その時に、ちゃんと話を聞いてくれて、一緒に解決策を考えてくれる人だと安心です。

話し合うことを避ける人だと、物事が進まなかったり、自分一人で背負わなければならなくなります。また、一方的に意見を押し付ける人だとストレスは溜まるし、その人が言っていることが正しくないときもある。

やっぱり対等に話し合える人がいいと思うのです。

協力して物事を進められる人

また、物事を解決していくためには、協力して一緒に進めていくことも必要になってきます。

丸投げされてもできることならいいけど、そうじゃないと困ってしまいます。また、一人で勝手に進められるのは、楽なときもあるけど、「相談してほしかったな」という結果になることもあります。

お互いに得意不得意はあるけれど、それを補いながら、一緒に物事を進めていける人だといいのではと思います。

思いやりがある人

大変なときには手を差し伸べてくれたり、心配をしてくれたり、気を使ってくれたり、そういう思いやりは大切だと思います。

病気のときには、家事をしてくれたり、病院に付き添ってくれたりなどしてくれる人がいいですよね。
こちらが寝込んでいるのに、「俺の飯はどうするの?」みたいな人だと、一緒に暮らすのは厳しいですよね。

*夫の思いやりについて書いた話⇒両親と仲良くしてくれる人はやっぱりいい

握手をする男女のイラスト

お金はある方がいいが…

「老後のお金が心配だから、お金のある人がいい」というのもわかります。

ただ、お金を持っていればいいというものでもありません。そのお金を家族に使ってくれるとも限らないのです。

うちの父は現役時代は、そこそこ稼ぐ人でした。でも、うちの家は裕福な暮らしではありませんでした。
外食もほとんどしないし、車もボロボロだし、子供の頃の服はいとこのお下がりばかりでした。
父は自分の事業や遊びにはお金を使いますが、家族の生活は質素でした。

今は、自分の年金を家計に入れるのも渋っています。母がうるさくいって、一部を出させてはいますが。

そんなふうに、お金はあっても、家族に使わない人もいます。またお金を持っていても、認知機能の低下で銀行から引き出せないなどの問題を抱える場合もあります。

結局は、自分自身で老後資金を備えておくことも必要なのかなと思うのです。

電卓と通帳とお札と小銭のイラスト

支えあえる関係を育む

年をとっても一緒にやっていけそうな人を選べても、それで終わりではありません。

40代で結婚しても、老後まで数十年あります。
その間に、関係が悪くなったら、老後を迎えた時に支え合うことはできません。

何かあれば、相談をして、協力して対処していく。そういうことを日常からやっていくことが必要なのではと思います。

長い時間をかけて、お互いに信頼と協力関係を育てていく。そうすることで、老後の安心も作られていくのではないでしょうか。

私たち夫婦の場合

うちは、今のところ、家事は私の担当です。そのため、夫はほとんど家事をしません。
いろんな手続きなども、私任せの部分があります。家のほとんどのことは私が担当しているのです。

これでは、妻がいないと何もできないおじいちゃんになってしまうのではと、時々心配になります。

そんな夫も、私が体調を崩して寝込んだときなどは、食事の準備をしてくれたり、洗濯をしてくれたりします。病院にも連れて行ってくれます。

いろんなことを私任せでも、相談すれば聞いてくれるし、具体的にやることを伝えればやってくれます。
今のところは、この夫なら老後も一緒に過ごせると思っています。

*夫との結婚生活はこんな感じ⇒結婚してからの発見が楽しい|夫の意外な一面

ハートを包む手のイラスト

夫婦以外の関係でもいいんじゃない

友人のサポートも侮れない

70代後半の私の母の同級生で、独身で子どもも兄弟もいない方がいます。
数年前まで、ご両親と暮らしていましたが、現在は一人暮らし。

その方が、病気を患ったときのことです。
病院では時には「ご家族と一緒に来てください」と言われることがあります。私も親の診察に一緒に行ったことが何度かあります。

そんな時に、独り身の母の同級生は、隣町のいとこや友人にきてもらうのだそうです。
友人の中に、「そういう時は遠慮しないで私に言いなさい!」という頼もしい人がいるのです。

また、私の母も「病院の退院時に荷物もいっぱいだろうから、車で迎えにいくよ」と声をかけたりしています。

そういう友人同士の助け合いというのもあるのです。

プロの手を借りるのもあり

そうやって助けてくれる友人が周りにいない場合もあります。そういう場合に、プロに頼っている人たちもいます。

介護保険の適用範囲内でも、受けられるサービスはいろいろあります。
夫の母は一人暮らしですが、足や耳が悪く、週5でヘルパーさんが来てくれています。

介護保険外でも、宅配弁当のついでに安否確認をしてくれたり、入院時の身元保証をしてくれたりなど多種多様なサービスがあります。

知識と多少のお金があれば、頼れる人が身近にいなくても、やっていけるようなのです。

階段で高齢の女性の手を引く男性のイラスト

老後の安心は結婚で自動的に手に入るわけじゃない

心配も二倍になる

老後のための結婚ももちろんありだと思います。
頼れる人がすぐ側にいると心強いのは確かです。一人でできないことも二人ならできる場合もあります。

ただ、結婚したからといって、老後に相手に頼れるとは限りません。

また、二人になることで、自分だけでなく相手の健康など、心配が倍になる部分も出てきます。

一人なら自分のことだけをすればよいけれど、結婚したら相手の世話をしなければならない場合もあります。

それはちょっと大変だなとか、面倒だなと感じるのであれば、結婚以外の安心の道を選ぶのもいいんじゃないかなと思います。

支えあえる関係を作ることが安心につながる

老後の安心は結婚したからといって、自動的に手に入るものではないと感じています。

結婚しても老後への備えは必要で、それは二人でやっていくべきものだと思います。

具体的にお金を準備したり、将来設計を考えたりという事も重要ですが、それ以上に、年をとっても二人で支えあえるような関係を作っていくことが何よりも大事なのかなと思います。

何十年と一緒に暮らしながら、協力していろいろなことを行って、信頼を積み重ねていく。
そういうことが大切なのでは。

結婚は老後の安心を保証するものではないけれど、安心を育てる土台にはなる。

それを忘れずに、私も結婚生活を送って行ければと思います。

たくさんのハートと広げた両手のイラスト